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リップル、日本と韓国でXRP Ledgerのイノベーションを加速させる XRPL 日本・韓国ファンドを設立

エンタープライズブロックチェーン、および暗号資産ソリューションのリーディングカンパニーであるリップル(本社:米国カリフォルニア州、CEO:Brad Garlinghouse)は、本日、日本と韓国の市場におけるXRP Ledger(以下、XRPL)のイノベーションを支援するためのXRPL Japan and Korea Fund(以下、XRPL 日本・韓国ファンド)の立ち上げを発表しました。

XRPL 日本・韓国ファンドは、両国のXRPLにおけるイノベーションを促進するために、以下のような多様かつ強力なイニシアティブを支援します:

  • 企業とのパートナーシップ: 日本や韓国の有力企業と提携し、XRPLの利用を促進するとともに、多様な産業におけるエンタープライズユースケースを探求・実現します。
  • 開発者への資金提供: XRPL上で開発される有望なプロジェクトに、技術的・ビジネス面からの支援を行うとともに資金提供を行います。
  • スタートアップ企業への投資: XRPLを活用し、新しくエキサイティングなユースケースを開発するスタートアップ企業に対して投資を行います。
  • コミュニティサポート:地域のXRPLコミュニティの活動を促進するために、日本・韓国におけるイベント、ハッカソンや教育プログラムをサポートします。

XRPL 日本・韓国ファンドは、リップルの10億XRPのコミットメントの一部であり、これまで開発者助成金プログラムXRPL Grantsや、XRP Ledgerを基盤にビジネスの拡大を目指す起業家向けのプログラムXRPL Accelerator の両プログラムを通じて、XRP Ledgerを構築する開発者に対して技術面・ビジネス面でのサポートを提供してきました。今回のファンドのローンチによって、10億XRPの多くの割合が日本と韓国の市場における支援に割り当てられることになり、これは長期的にみると数千万ドルの投資になります。

リップルの戦略イニシアチブ担当バイスプレジデントである吉川絵美は、次のように述べています。「このファンドのローンチは、日本と韓国がブロックチェーン・イノベーションにおいて極めて重要な地域であるというリップルの強い信念を表しています。私たちは、このファンドがこれらの活気ある市場に変革をもたらすことを楽しみにしています。」

日本と韓国は、強力な金融機関や事業会社とのパートナーシップ、先進的かつ積極的な規制の枠組み、そしてブロックチェーン業界における革新的なスタートアップ企業を背景に、世界のXRPLコミュニティの中でも最も勢いがあり急成長している市場です。 2024年5月に発表された、XRPL Grants のWave 7では、日本と韓国を拠点とするプロジェクトであるVWBLとMoai Financeが、XRPLを活用した開発と事業拡大を継続するための資金を授与されました。

  • VWBL(日本):「Viewable」プロトコルであるVWBLは、医療検査などのような実世界での認証を実現するために、暗号化されたデータを手紙を封筒に入れるように不可視にして、「持っている人だけが閲覧できる状態」にするというNFTの活用に焦点を当てています。 VWBLは、複数のブロックチェーンで動作するオンチェーン条件ベースのアクセス制御プロトコルおよび鍵管理ネットワークです。 主な特徴は、NFTが暗号化された外部データを安全に持ち運べるようにすること、特定の条件を満たしたユーザーにこのデータへのアクセスを許可すること、分散型かつトラストレスなアーキテクチャであることが挙げられます。
  • Moai Finance(韓国): Moai Financeは、XRPLコミュニティ内の資産の流動性と有用性を向上させるために、マルチチェーン分散型取引所(DEX)とクロスチェーンDEXアグリゲーターを開発しています。 彼らの主力製品は、異なるブロックチェーン上の資産間のシームレスなスワップを可能にする自動マーケットメーカー(AMM)ベースの分散型プロトコルです。 Moai Financeは、XRPLメインネットとXRPL EVMサイドチェーンをサポートし、ユーザーの流動性提供とアセットスワップメカニズムを簡素化するために、製品を拡張しようとしています。

リップルは、長年にわたり日本と韓国で複数のパートナーシップを確立し、大きく前進してきました。 2016年、リップルはSBIホールディングスと提携し、合弁会社SBI Ripple Asiaを設立しました。 さらに、今年初めにリップルは東京を拠点とするHashKeyグループの専門コンサルティング会社であるHashKey DXと戦略的パートナーシップを締結し、XRPLを活用した企業向けソリューションを日本市場に導入しました。 来年大阪で開催される2025年万国博覧会では、数百万人の参加者に配布される万博公式NFTを発行するブロックチェーンとしてXRPLが活用される予定です。

これらの市場に対するリップルのコミットメントをさらに示すため、主な幹部メンバーが8月と9月に日韓で開催されるWebX AsiaやKorea Blockchain Weekなどの主要な業界イベントに出席し、講演を行う予定です。 また、9月上旬にはソウルと東京でコミュニティイベントを開催予定です。この両イベントは、現地のコミュニティや開発者が、XRPL Japan and Korea Fundや、XRPL上を活用した日韓のプロジェクトを支援するリップルのビジョンについてより深く学ぶ機会を提供します。